Tableau Conference 2016 at Austin [レポート]LODs of Fun with Level of Detail Calcs #data16
Tableau Conference 2016@Austinのセッション参加レポート:4本目は「LODs of Fun with Level of Detail Calcs」の紹介をしていきます。
セッションの紹介文は下記の通りです。
Level of detail expressions (LOD) in Tableau have introduced an abundance of new capabilities for curious data geeks who wish to push the boundaries of Tableau. This session will demonstrate "LODs of fun" techniques, including enabling single member drill down, search across a hierarchy, one-click drill down on maps, market basket analysis, and other filter scenarios. |
アジェンダ
ガイド化分析 | Proportional Brushing |
マーケットバスケット分析 | 条件付ドリルダウン |
パス分析 | ベンチマーキング |
リテンション分析 | ワンクリック・マップ・ドリルダウン |
セッションビデオ・スライド、資料
本セッションの録画版、およびPDF版のスライドは、下記のサイトで公開されています。(※登録必要ですが無料で利用・アクセス可能)
http://tclive.tableau.com/Library/Video?vCode=BRK53380
ワンクリック・マップ・ドリルダウン
このセッションでは多数のテクニックが紹介されていますが、本レポートではその中から「ワンクリック・マップ・ドリルダウン」をご紹介します。
各州をクリックして、保持を選ぶと、ドリルダウンして各州の値が表示されます。
「show or hide city」ディメンションに設定された計算フィールドの、
{countd([state])}
の部分がLOD表現です。これは、Fixedが省略されており、本来は
{Fixed: countd([state])}
の意味になります。
緯度の値が2回、行に追加されていますので、上下2分割の地図が表示されています。「緯度」の
二重軸をチェックすると、2つの地図が重ねられ、1つの地図として表示されます。
「Show or hide state」ディメンションは、先ほどと逆になります。
州を1つ選びクリックして、「保持」(Keep Only)を選択します。
このままだと意図通りの動作をしないので、「コンテキストに追加」(Add to Context)を選択する必要があります。
Cityレベルの数値が表示されるようになりました。
二重軸をチェックして、1つの地図として表示します。これでワンクリック・マップ・ドリルダウンの完成です。
最後に
この記事では、LOD計算テクニックのセッションをご紹介しました。Tableauの表現を広げるLOD。ぜひ使いこなせるようになりたいですね。